ずぶぬれて犬ころ 公式サイト スタッフ

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 2014年春頃、私は仕事が行き詰まり、精神的にかなり不安定になっていました。そんな頃、なぜか以前読んだことがあった住宅顕信の句「ずぶぬれて犬ころ」が私の中で蘇ってきたのです。この句は、雨に濡れた犬の姿に白血病で闘病していた住宅顕信自身の姿を重ね合わせた句だと思います。少し自虐的な感じもしますが、私はこの句から、ぼろぼろになっても生きろ、というメッセージを受け取りました。
 2002年に住宅顕信及び彼の句が全国的なブームになった時に彼のことを知り、俳句も読んでいたのですが、その時はそれだけで終わりました。しかし、2014年に自分の中に住宅顕信の句が蘇ってきてから、再び彼のことが気になり始めました。未読だった住宅顕信の伝記「生きいそぎの俳人 住宅顕信―25歳の終止符」(横田賢一著、七つ森書館刊)を読みました。私自身、住宅顕信と同じ岡山県出身ということもあって、ますます彼に魅かれていき、いつしか彼のことを映画にしたいと強く思うようになりました。
 私はこれまでドキュメンタリー映画を主に作ってきました。ですから、住宅顕信を描く映画も、当初はドキュメンタリー映画として企画していました。しかしながら、住宅顕信は1987年に亡くなっていますから、ドキュメンタリーとして描くには、生前の住宅顕信を知っている方々に話を聞いたりすることしか出来そうになく、映画として面白くなりそうに思えませんでした。であれば、劇映画として住宅顕信のことを描きたいと思うようになっていきました。
 そうはいっても、私は大学卒業後は劇映画を作ったことがありません。全く不安がなかったと言えば嘘になりますが、どこかで、やれるという楽天的な気持ちもありました。
 実際に初めて劇映画を作る過程では、奇跡としか思えないような様々な出会いがあり、多くのスタッフ、役者、撮影場所、製作支援者の方々に助けられて、なんとか映画を完成させることが出来ました。
 2002年に住宅顕信のブームが起きてから、すでに時代も一回りし、地元の岡山でも住宅顕信のことを知らない人が増えています。映画『ずぶぬれて犬ころ』が、住宅顕信のこと、住宅顕信の句を知ってもらう契機になることを願っています。

2019年1月21日 本田孝義

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本田孝義
1968年岡山市生まれ。1984年山陽町立高陽中学校卒業。1987年岡山県立岡山朝日高校卒業。1992年法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中から、自主映画の製作・上映を始める。大学卒業後、「小川紳介と小川プロダクション」の上映を手伝う。その後、テレビ番組の製作補などを経験した後、再び自主製作を開始。ドキュメンタリー映画の製作と並行して現代美術展でも映像作品を発表。主な作品に『科学者として』(1999年)、『ニュータウン物語』(2003年)、『船、山にのぼる』(2007年)、『モバイルハウスのつくりかた』(2011年)、『山陽西小学校ロック教室』(2013年・劇場未公開)がある。
本作『ずぶぬれて犬ころ』が初めての劇映画となる。


脚本:山口文子(あやこ)
脚本家、歌人。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映画専攻脚本領域を修了。映画や企業PVの脚本・企画に参加。脚本にオムニバス映画『らもトリップ』(2012年)内『仔羊ドリー』、『ヒカリエイガ』(2013年)内『Make My Day』など。中学時代より短歌を始め、2015年歌集「その言葉は減価償却されました」(角川学芸出版)上梓。朝日新聞「あるきだす言葉たち」等に短歌を寄稿。「りとむ短歌会」所属。


撮影:鈴木昭彦
1958年、東京都生まれ。日本大学芸術学部映画学科撮影録音コースを卒業。1982年から1984年まで東京ビデオセンター技術部に勤めたのち、独立。『夢みるように眠りたい』(1986年)や『地獄の警備員』(1992年)などでは録音、井口奈己監督作『犬猫』(2001年、2004年)、『人のセックスを笑うな』(2008年)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2014年)では撮影を行っている。


音楽:池永正二
1976年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業。叙情派シネマティック・ダブ・バンド“あらかじめ決められた恋人たちへ”のリーダーとしてこれまでに7枚のアルバムを発表。同時に、近年は多数の映画やドラマで音楽を担当している。主な作品に、『味園ユニバース』(2015年)『モヒカン故郷に帰る』(2016年)『武曲 MUKOKU』(2017年)『ピンカートンに会いにいく』(2017年)、ドラマ『宮本から君へ』(2018年)がある。


製作:ケンシン・プロジェクト
   戸山創作所

制作:竹井政章
   皿井淳介
制作事務局:長尾直樹

原作:横田賢一「生きいそぎの俳人 住宅顕信―25歳の終止符」(七つ森書館刊)
脚本:山口文子

撮影:鈴木昭彦
録音・整音:高島知哉
美術:小林大記 田渕英明
編集:松尾太加志
音楽:池永正二
テーマ曲:「blast」あらかじめ決められた恋人たちへ Music by 池永正二
キャスティング:東敬一
衣装:井上瑞穂
ヘアメイク:難波由華 眞鍋佳代子 金谷留美 多田朱里 笠石はなえ
読経指導:本田勇慈
アクション指導:大岩主弥
撮影助手:国枝淳志 深谷祐次
録音助手:伊豆田廉明
助監督:岸本景子 岡村祭冬 

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